●珍秀錦

2019年04月15日
樹木 - Tree

珍秀錦 (チンシュウニシキ)
ヤブツバキ系、中高木、一重咲き、花弁と葉に白い斑が入る古典的な品種です。10年ほど前に我が家にやってきました。その前から祖父の家にあったので、かなり年数が経っていると思われます。「今年も咲いたよ」と、毎年一番先に咲く枝を切り花にして、お仏壇の祖父のところに飾ります。

口をすぼめたような形から、よく「ワビスケですか?」と尋ねられますが、珍秀錦という品種ですと言っても「はぁ、そうなんですか・・・」と、ピンとこない人が多いです。無理もありません、椿って本当に品種の数が多くて馴染みのない名前がいっぱいw 最初の頃は椿の育て方がわからずに(管理人も未熟者で。。)あまり花が付きませんでした。
どうして花が少ないのだろうということで自分なりに勉強しました! 花付きが悪い原因は、形を整えようとするばかりに必要以上に剪定をし過ぎていたからなのでした。椿は常緑樹(冬になっても葉を落とさない樹木)です。椿に限らず花の咲く常緑樹は、剪定のし過ぎで花が付けないということが多々あるようです。そして椿の剪定は何処を切ってもいいわけでもなく、大変デリケートな樹木であることも知りました。外側は形を整える程度の軽い剪定に、主幹以外の密集した内側の枝を落とす程度に留めなくてはならないのに、ザックリザックリと外側の花の付く枝を知らずに切って、形が整うことだけに満足していたわけなのです。そして花付きが悪い、花が少ないと嘆いていたかつての自分を恥かしく思います。無知なばかりに樹木にも可哀想なことをしていた時期を経て、自分なりに勉強をして毎年たくさんの花が付くようになりました。今では我が家の椿は花が満開となる木になり、その姿は道行く人たちにも目を止められ眺められるようになりました。





雪の日の珍秀錦

2月、雪舞う日にも、その美しさに ( ゚д゚)ハッ! とさせられます。
薔薇のような華やかさはないけれど、チューリップのような可愛さはないけれど、
何気ない日常の中に見るその清楚な美しさに心奪われて・・・、
毎度のように思わずカメラのシャッターを切ってしまう管理人なのでした♪





夕陽に溶け込む椿の色
4月、美しい写真が撮れました! 春の雨上がりの夕刻、満開となった珍秀錦の赤い花の色が、西の空を染めていく黄昏色に溶け込んでいました。赤い椿の花をモチーフに、黄昏時の危うく不思議な詩的情景を綴ってみました。
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周辺の赤い色は夕陽の色なのか?
それとも、この椿の色が溶けて染めたのか?

どんどん染まる赤の色、不思議な時間が流れます。
いつしか夜の帳の薄墨が流れ出し、風も無く椿の花が1つ地に落ちました。

これからの時刻は、何処の誰の顔かも判らぬ漆黒の魔の刻となる。。
まだ道端で遊んでいる子らに早く家にお帰りと、
ヒヨドリがうす暗くなった空で甲高くキィキィと鳴いたのでした。
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江戸時代以前、黄昏時は「誰そ彼時」と書いたそうです。「誰そ彼時」とは夕方の17時~19時くらいの事を言います。薄暗くなって少し離れた所にいる人の顔が「あの人は誰?」と、識別しにくくなる時間です。また、酉の刻や逢魔時とも言われて魔物と遭遇しやすい時間とも言われているようです。





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